村上春樹の「ラオスにいったい何があるというんですか?紀行文集」 の中のラオスの部分だけ読み終わりました。彼が訪れた街は、ルアンパバーン。2008年ニューヨークタイムスの調査で、行ってみたい国第1位に選ばれたラオスの中でも代表的な観光地で、1995年市街地全体が世界遺産に認定されています。ルアンパバーン王朝の威厳と、フランス領時代の建物などが融合した美しい街並みと、多くの寺院と僧侶たち、そしてメコン川の雄大な景色は、不思議な安らぎをもたらしてくれます。
欧米からの観光客が多く、おしゃれなブティックホテルやカフェが並び、料理も洗練されていてとても美味しいです。
ビエンチャンと同じように午後5時くらいからマーケットが並びますが、ビエンチャンは、一般のラオス人も集まる雑貨屋が多いのに対し、ルアンパバーンのマーケットは、ラオスの伝統的織物や竹細工、象をモチーフにした手作りの小物類など、観光客相手の商品が目立ちます。たくさんの量り売りの惣菜やサンドイッチなどが並び、ラオスの代表的なビール、ビアラオを飲みながら、多くの観光客が夜遅くまでくつろいでいました。
マーケットで一番センスがいい手作りの象のアップリケのポーチを売っている少女に話しかけたら、日本語を勉強しているという妹を連れてきました。その後、妹のMさんとはフェイスブックでやりとりしているのですが、日本の女子高校生と同じようにファッションに敏感なモダンな女の子です。
ラオスのもう一つの世界遺産ワット・プーにはまだ行ったことがないため比較できませんが、ルアンパバーンはラオス人たちの誇りとプライドを世界の人々に知らせるための特別な街です。